Nikon Z5 / LUMIX S1R / S5II|RAWのスキントーンに対する考察 LR / C1

今回はNikonのZ5とLUMIXのS1RとS5IIでスキントーンの出方の差を現像ソフトLightroom(LR)とCaptureOne(C1)でみていこうと思います。

というのも以前ヒッシーさんとのコラボ以降、色味を評価する際、現像ソフトやそのプロファイルによって、色の出方がまるっきり違うということを知りました。

それ以来LRとC1にてそれぞれカメラやレンズの特徴を検証してきましたが、中でも今最も色の好きなカメラNikonZ5とLUMIX S5IIで検証したところ面白い結果が出たので、それを報告します。

ぜひみなさんの意見もTwitterやYouTubeにて教えてください^^

Z5・S5II・S1Rの写真データ

まずはデータをご覧ください。

正面左顔からストロボ1灯天井バウンス

顔右側下からレフでおこしています。

LR RAWそのまま現像

LR編集後

C1 RAWそのまま現像

C1現像後

スキントーンの出方の違い

では個人的な考察をお話します!

こうしてみるとLightroomとCaptureOne、そしてカメラによって色の出方がけっこう違うように思います。

特に面白いのは同じレンズを使っているLUMIXでの違いです。

S1RとS5IIで割と大きく違うように思います。(仕上がってみると割と違いが少ないですが、現像中はより違いを感じます)

特にCaptureOneで違いを感じました。

スタッフに撮ってもらってるのでS5IIのピントが怪しいかもしれません

Nikon

メーカー別で見ていくと一番最初に思うのはNikon Z5は非常に忠実な色だということです。

服の色と肌の色は自分が見たままの色に近い感じがします。

僕が今までZ9を持ってる中でもずっとZ5を持ち続けてきた理由がこの自然な人肌描写です。

正しく、キレイな色味だと思います。

ただし一転してCaptureOneにおいてはスキントーンので方があまり良くない気がします。

明瞭度が高く、少し癖のある色の出方に思います。

NikonZ5はLightroomでは非常に自然な色が出やすいカメラですが、CaptureOneではコントラストが高く明瞭度が高く編集しにくいデータだという印象です。

LUMIX S5II・S1R 比較

続いてLUMIX

Lightroom編

Lightroomにおいてはどちらも初期状態から割といい色が出てくれていますが、S5IIはやや赤みが強い感じがします。

現像後はほとんど差がないくらいまではきれいに色が出てくれました。

S5IIのピントが甘いかもしれません。

Nikonは色白な人であればキレイなスキントーンが出やすいですが、日に焼けた僕のようなスキントーンは難しい時があります。

LUMIXは忠実な色という感じはさほどないですが、こうあってほしいなという色が出てくれるので、モデルさんに見てもらいやすい色の出方だと感じます。

S5IIのデータがピントの問題がありそうですが、S1Rの画像は色も綺麗で、シャープで 非常に良い感じがします。ただ優しさや肌色で言えば、個人の好みではS5IIの色の出方が最も理想かなと考えています。

続いてCaptureOneでのデータです。

今回最も見たいのがこの項目でした。

色の編集のやりやすさや編集スピードを考えるとCapture Oneが最も好きな現像ソフトになります。

思った通りS5IIとS1Rでわりと色の出方が違いますね。

これはなぜかと言うとプロファイルの違いがあります。

プロファイルというのは色味のベースになる項目ですが、

S1RはプロファイルがGenericというもので、S5IIはPROSTANDARDというものです。

ここは僕自身あまり詳しく分かりませんが、NikonZの中でもPROSTANDARDがあるのはZ9,Z8だけで、スチルに気合い入れた機種の証拠なのかなと思っています。

僕自身Z8やZ9より色味で言えばZ5のほうが良いと思っていましたが、CaptureOneでは逆転しました。sれがこのプロファイルによるものです。

現像後はプロスタンダードのあるS5IIだけが割とリッチで自然な色味になります。

S1RもZ5も僕のレベルでは明瞭度やコントラスト・彩度がうまくいなせなかったなという感じでした。

特にZ5のGenericのプロファイルは自然な色味を出すのがかなり難しそうで、もう少し適切なプロファイルを探してやる必要がありそうでした。

そう考えるとCaptureOneでの描写はS5IIが最も簡単に安心して良い色味で使えそうだと感じました。

Lightroom vs CaptureOne 同じ写真での比較

それぞれ違った編集のパラメーターが当てられていますが、人肌をリッチで自然に見せるにはS5IIに関しては特にC1の方が編集しやすいように感じます。

S1RもLRの色味がいい感じがしましたが、横並びで比較するとわずかにC1の方が好きな質感に見えるような気もします。

結論

Lightroom で忠実な描写NikonZ5

Lightroomで好きな描写 LUMIX S1R S5II

CaptureOneで好きな描写 LUMIX S5II

こうして考えていくと現像ソフト別で最も好きな色味のカメラが変わりそうです。

僕の優先度で言うと、Capture Oneでの現像をメインで行っていきたいと考えているので、そこで綺麗な色が出やすいS5IIを最優先して使っていきたいという感想になりました。

今まですごく好きだったZ5もこの感じで行くとLightroomを使った時に、さらに自然な色を出したい時という限定的な用途になってしまう感じがしました。

今後残していくカメラ機材の選択においてもこの検証は重要なものになったかもしれません。

続編

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